うちの子ホントにASD？/第31話

第31話

あとがき

奇声があったのはほんの少しの間で、「なあんだ、なんとも無かったのなら漫画にする事でもないじゃん！」と感じる方もいらっしゃるかなと思いますが、これが本当に悩んだのです。

療育の恩恵を感じていない上で逆に療育に行く事で「困り事」が出来てしまうなんて…と。

療育へ通い続けるべきかまで考えました。

そして当時同じような悩みを持つ方がいないかネットで調べたところ、いらっしゃるにはいらっしゃったのですが、「んな事言ってんなら療育早くやめろ、入りたい人が沢山いるのにまったく…」のような言葉を投げつけられていて胸が痛くなりました。

でも本当に、他の子のせいでとかじゃなく、ただ自分の子の事で悩んでたんです。きっとこの人も本気で子どもの事を思って悩んでいただろうに…と、その時の思いがあったので漫画にしました。

そんな事がありつつ療育に通い始めて半年経ち、ハムソーはお喋りも随分上手になって情緒面も年齢相当の成長を感じるようになっていきました。